2024/08/31
見落としてはいけない「10年で交換が必要なもの」
今回は画像に矢印をつけた、「火災報知器」についてのお話です。
火災報知器の寿命は何年かご存じでしょうか?
タイトルに出ているので、お伝えしてしまうと答えは10年です。
ネットでは、
火災報知器は10年が寿命の目安とされていますが、実際、10年で交換しておかないと、
機器やセンサーの劣化により、反応が悪くなったりするケースがあります。
万が一のときに、きちんと作動しない、なんてことがないように、
しっかり定期的な点検と、10年での交換をおススメします。
ホコリがたまると誤作動の原因にもなるそうなので、お手入れも必要です。
ちなみに、意外と知られていませんが、
火災報知器の設置は法律で義務付けられています。
近年の住宅はオール電化だったりで、たまに「新築で火災なんておこらないだろ」
などと言われる方もおられますが、
放火や隣家からの類焼、たばこの不始末といった原因は、そんなの関係なしです。
また、近年見られるのが、パソコンなどの電子機器からの発火です。
実はこの記事を書いたのも、知人の自宅のパソコンが早朝に発火しており、
火災報知器の音で目が覚めて、壁紙が少し焦げただけで済んだ、という事件があったからです。
「火災報知器の重要さが身にしみた」とのことでした。
火災報知器の点検および、10年での交換が必要ということは、
家づくりの生涯コストや維持管理を考える上で、あまり意識されない部分かもしれません。
他にも、10年程度で交換が必要なもの、寿命とされるものは多くございます。
外壁や屋根だけでなく、こうした細かなものにも、しっかりメンテナンスが必要なことを、
知っていただけるきっかけになれば幸いです。